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うりだよ。

FXとANAマイラーと雑記と・・いろいろのブログ

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奨学金問題を考える。

雑記 ニュース雑感

 

こんちは。

うりです。

 

最近しきりに奨学金問題が取りざたされてますよね。

news.yahoo.co.jp

 

この記事なんか『延滞者17万人「奨学金」に追い詰められる若者たち』などとセンセーショナルなタイトルを付けてて、正直超嫌い。

 

 

また、同じくYahoo!の投票の記事ですが、選択肢が悪いのかもしれないけど、『リスクの説明が不十分』だとか『卒業後に十分な収入が得られない』だとか、こうゆうのが上位にきてるのがホントに不思議でしょうがない。

 

ほんでもって、奨学金を『貧困ビジネスなんてメディアで発言する方もいるようで。

奨学金叩き、ひどくないですか?

 

ということで、ちょっと旬が過ぎた感はあるけれど、奨学金問題について自分なりの意見をまとめてみたいと思うんです。

 

 

奨学金制度とは

 

改めて奨学金という単語を調べてみました。

 

奨学金(しょうがくきん)は、能力のある学生に対して、金銭の給付・貸与を行う制度。金銭的・経済的理由により修学困難とされる学生に修学を促すことを目的とすることも多いが、金銭的・経済的な必要性を問わず、学生の能力に対して給付される。
奨学金は通常返済義務がない給付奨学金(scholarships)をいう。

奨学金 - Wikipedia

 

ここでは、今回の問題の焦点となっている、『金銭的・経済的理由により修学困難とされる学生に修学を促すことを目的とする』方の奨学金についてまとめていきます。

 

 

日本における就学・修学困難者に対しての支援組織としては、最初のYahoo!ニュースでも取り上げられている独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)があるわけです。

独立行政法人日本学生支援機構 - JASSO

 

 

奨学金のページには、以下のように記されています。

 

経済的理由で修学が困難な優れた学生に学資の貸与を行い、また、経済・社会情勢等を踏まえ、学生等が安心して学べるよう、「貸与」または「給付」する制度です。

奨学金には、「貸与型」の奨学金と「給付型」の奨学金があります。

 

 ・・・正直ですね、「あ、JASSOにも給付型奨学金あるんじゃん」とこの段階で知ったわけなんですが、

海外留学用の奨学金なんですね。

 

 

今回の問題

 

Yahoo!ニュースでは、日本学生支援機構から貸与を受けた奨学金の返済が困難になり、その後一括返済を迫られている女性の話が掲載されています。

 

記事内容を箇条書きでまとめると、以下のような感じです。

 

  • 私立大学に通う(っていた)女性
  • 家庭の事情により授業料未納となる
  • 日本学生支援機構の存在を知り、貸与を受けて大学在籍を続けた
  • それでも足りず、休学をしながら働き、学費を貯めた
  • 学業に支障も出て、苦しみの元(=学費)を断つため、退学した。
  • 高卒となったうえ、返済が滞るようになり、最終的に一括返済を求められた。 

 

と、こんな感じで流れていきます。

 

 

個人的な感想ですが、

奨学金制度が悪い』『日本学生支援機構が悪い』『女性がかわいそう』

こんな論調になっているのが非常に気持ち悪いんですよ。

 

 

日本学生支援機構奨学金制度は”悪”なのか

 

始めにも書きましたが、日本学生支援機構奨学金は、

経済的理由で修学が困難な優れた学生に学資の貸与を行い、

学生等が安心して学べるよう、「貸与」または「給付」する制度です。

 

つまり、『修学意欲があるけどお金がない』人を救うための制度なわけです。

 

また、日本学生支援機構奨学金(貸与)には、おおまかに

第一種(無利息)第二種(有利息)があります。

 

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第一種の無利息というのもすごいですが、有利息の第二種であっても、年3%という破格の利息です。

 

 

日本学生支援機構奨学金を『学生ローンだ』『銀行の方がマシだ』などと呼んで貶めている学者もいるようですが、この人たちは本当にそう思っているんですかね?

 

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低金利な教育ローン

 

東京三菱UFJ銀行のみ具体の金利が載っていませんが、変動金利で3.975%です。

金利だけでいえば、銀行が勝っている点ってなくないですか?

 

 

審査ポイントが違うという意見について

 

銀行だと「所定の審査」ってやつがありますよね。

いわゆる返済能力的なものだとか、銀行によっては預貯金など、担保になるものがあるかとか色んなものが審査されて、場合によっては融資不可となることもある。

 

その点、日本学生支援機構奨学金においては、こちらも同様に審査はあるものの、大分ゆるいものであるように推察されます。

 

恐らく、これが「安易な融資」の元になって、借金をさせているんだと言いたいんだと思うんだけど、ホントにそうかなー?

 

修学意欲があるけど経済的に苦しい人を救うんだから、むしろ貸し渋りがおこっちゃマズいんだよね。

 

 

まだ何者でもない学生相手じゃあ、将来性とか安定性とかそもそもの審査ポイントが違うという意見もあるかもしれない。

 

それなら、例えば、志望大学・学部・将来就きたい職業を含めて計画書でも提出させればいい。

そしたら、奨学金でも大分「不必要な」貸与者は減って、本気で欲しい人・学びたい人だけが受給できるようになるんでない?

 

 

それでも奨学金を否定するのなら

 

『大学を出ることだけが正解の道じゃない』という風に考えて、給付金が出るタイプの専門学校などを検討しても良いのでは?と思ってしまうのです。

 

でも、大卒資格が必要?

なんのために?

働くために?

 

じゃあ、働いてきちんとお金返せば何も問題はないですよね。

 

 

現在の大学進学率は約50%と言われています。

短大とか専修学校もいるから正確でないけど、進学していないその半分の人は働いてすでに税金おさめてるわけです。

 

大卒以外は人でなしとでも言いたいんですかね。

意欲があるけどお金がない・・そんな人を救うための制度ですよ。

 

 

『平等じゃない』論調について

 

何が平等ではないんでしょうか?

自由に好きな学校へ行けないこと?違いますよね。

 

学ぶ機会は平等です。

所定の試験をパスすれば、学ぶ権利は誰でもあるわけです。

 

意識してないと混同してしまうのもわかるんだけど、

貧困問題と学ぶ権利みたいなのをごっちゃにして論点をすり替えてるんですよ。

 

 

学ぶ権利は誰にでもある。

けど、経済的に苦しい。

それを補ってくれる制度。

 

本来銀行相手じゃ借りられないような人でも、場合によっては無利子で貸与を受けて就学・修学できる・・・学生支援機構よありがとうという声もきっとあるはずです。

 

 

こうゆう意味で、『借りたものは返す』という社会での当たり前の話で、本ニュースに戻ります。

 

この日本学生支援機構奨学金が、国民の税金と諸先輩方の返済金で運営されるところ、他の返済者との不利益が生じないよう、ペナルティも当然必要になってきます。

 

 

いつから大学生に「ならせてあげないといけない」と思っていたの?

 

この問題でやたら声をあげる方々へ問いたいのは、『子供だけでなく大学生まで「社会」で育ててあげないといけない時代と思っているのか?』という点です。

 

 

この手の話で、

『海外は給付型が一般的でー』

『教育への国家支出がー』

なんて、必ず外国との比較が出てきますが、バカバカしくね?と思う訳です。

 

この国にその財源があるなら、兆単位で支出して、大学も無償化したらいいと思いますよ。

 

 

そのための増税だって何だって受け入れられるでしょ?

赤の他人をFラン*1に行かせて、卒業させてあげたいんでしょ?

 

俺は嫌ですけどね。

赤の他人を大学に行かせてやりたいと思える程、いい人じゃないですから。

 

 

この手ニュースの共感厨というか、カワイそー思考の人々って、絶対対岸の火事みたいに考えてるんだと思うんだけど、自分だけがリングの外にいると思うなよって感じなんですよ。

 

国民として同じフィールドに立っているんだから、増税だとか何とか、流れ弾に当たる可能性は大いにあるわけなんだから。 

 

 

まとめ

 

こんな感じで、自分の考えをまとめてみました。

 

最近の保育園問題とか諸々も含めて、ネットの発達によって色んな(これまで埋もれていたような)意見も表面化してきて、いい面もあるけど悪い面も大いにあるよなぁとか思うんです。

 

とりわけ、こうゆうお金からみの話。

 

『何でこんな可哀想な人が』

って感じで一部がセンセーショナルに取り上げられる度に巻き起こる不平等論がなんか共産主義的なニオイがして気持ち悪いなーってそんな感じです。

 

 

*1:Fランク大学。偏差値が低い大学の蔑称